素敵なものが欲しいけど

すきなものを集めて並べてたまに語ります

【感想文】 「ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 2nd LoveLive! ~HAPPY PARTY TRAIN TOUR~ SAITAMA」

はいそんなわけでですねぇ!(便利だけど一切読みたくならないタイプの書き出し文)
はっぴぃぱぁてぃとれいんつあぁ、ファイナルであるメットライフドーム西武球場)公演の感想文です!
夢のような二日間から、あっという間に一週間経っちゃいましたねぇ……。


ありがたいことに二日間ともに現地だったわけですが、生Aqoursは名古屋以来ですね。


神戸公演もLVで観てはいるのですが、感想はハショりますんで、こういうところで読んでおいてください。
特に僕の為に、“僕の為に”ピックアップでレポしてくださってますんで。

keian.hatenablog.com


それでは埼玉(の果て)の貯水池に出発!!

 

 


HAPPY PARTY TRAIN to go!

スタート時点から高まる施策。
池袋から専用ラッピングされた豪華仕様の特急レッドアロー号で冥府(「メ」ットラ「イフ」ドーム)までひとっとび!!

しかも、チケットをとってくれた友人がですね、とてもとても、そりゃぁもうとても美味しいネクタリンのタルトとコーヒーまで用意してくれましてですね……。
Aqoursメンバーによる専用の車内アナウンス(とってもわちゃわちゃしてkawaiiリレー演説)を聴きながらそりゃぁもう味わって(意味深)食べましたわい。

 


そう、iPad proならね?

そんなこんなで物販とかフラスタ冷やかしたりしつつ、大きい会場は万が一がこわいので早めに入場。
アリーナのチケ!と思って案内図を見たら……うわー、アルファベット順とは!?ってぐらいにランダムシャッフル。
私の席、センターの一番後ろだぁ

背が低い上にどセンターになるからナナメ方向の視界も活用できず、前の人の後頭部で1/3さえぎられたモニターを頑張って追うのがせいぜい。
オマケに四方を超特級の厄介に囲まれて、私のラブライブ人生の中でもワーストでは?という公演でした……。


明けて翌日のスタンド席。

視界からセンターステージ(出ベソ)真ん中をふさぐ鉄塔はあるものの、スタンドでも前の方というのもありかなり開けた感じに!
3面モニターもステージ左右から出ベソまで全部一度に見渡せる!!
ありがてえありがてえ……。


友人に釣られて描いたけど、早めに入ってこんな感じで風景を描いて時間潰すの楽しかったので、今後もやっていこうと思った次第。
素晴らしいね、iPad pro!!(と、Apple pencil)


というわけで、メイン奥と左右にモニター。
メインを上下に分ける段のとこも縦長のモニターになってて、9人分の9枚(これが効果的に演出で使われる)。
出ベソのとこもNAGOYAとKOBEがスプリットされてたけど、SAITAMAではセンター花道も造られて地続きに。


同じ雰囲気のセットでも場所と規模が変わると大きく見違えて、ドームの魔力ってあるなーって思いました。
ステージぎりぎり回り込むあたりにまで展開した芝生席の効果も大きいよね。

 


セトリ編

基本はまぁNAGOYAの時に書いたことが基本だけど、その中でもどんどん完成度は上がっていったり、セトリの差し替えでより挑戦的になったり色気もあって興行としての完成度があがったり……
ツアーだな!って複数本やってきた良さがありますなー。
なので、差分とかピックアップだとかを演出からめたお話にて。


夏への扉 Never end ver.

いきなりセトリ違い、学年曲からの差し替えでデュオ・トリオシリーズに!
「少女以上の恋がしたい」のラスサビでスっと消えるメンバーが変わったの、前述の通りだったので確認できてなかったので……普通に2年生曲だと最初思ってたからね。


玉子寿司! 桜デンブ! トイレの芳香剤!!
と、言うけど、私の目にはずっとパワーパフガールズっぽいなーって見えてた。
逢田さんの衣装のせいだろうか。


真夏は誰のモノ?

大好きラテンのリズム、燃えるハート、インフェルノフェニクッス!
小宮さんがそのスタイルを遺憾なく発揮してる隣で、悲しいぐらいに別の人種か!?ってぐらいにスタイルに見劣りしてるはずの降幡さんが…… 一切負けてない!
ヤンジャンのグラビアでも思ったけど、黒澤姉妹で並んだ時にどっちが“男役”(つまり、タチだ)かというと、ちっちゃなハートにストロングなメンタルを持つ降幡さんの方なんだよなぁ。


地元愛?満タン☆サマーライフ

じーもっあい> └|∵|┐┌|∵|┘ <サボテンダー


衣装、ぶっちゃけMLPおじさんかと思ったよね。
ご丁寧に背中に虹のエンプレムまで入ってるしね!


夏の終わりの雨音が

優勝、もう優勝。
SAITAMA公演のMVPナンバーがこの時点で確定。


元の曲の時点で、Aqoursの強みであるEDM方面、そして伊波&諏訪という『ちかなんデュオ』という最強布陣。
そこに二人がここまで宛がわれてこなかったタイプの黒系カッコいい衣装、LDHもかくやの“そういうダンス”。
間奏入りの ペッペーレッペッ ペッペペッペッペッ でランニングマン、そうね、そうだよね、やはりそう来たか!!!!(しかも2日目MCでランニングマンって言っちゃうし)


2人の立ち位置も出ベソと最奥上段という「直線上真っすぐにいるけど離れた距離」での大胆な配置。
ほんと攻めに攻めて、こんなにも挑戦的に仕上げてくれるだなんて…… 心が躍るな!
後半で合流する際のテテテテって小走りする諏訪さんがかわいいんだ、また。


で、この後にMCが入って軽くトークしながら他のメンバーを呼び込むわけだけど…… 話してる間ずっと手を繋いでる二人、しかも恋人繋ぎで!!!!!
おい!!!!どういうことだよ!!!!!!!!
しかもみんなが入ってきた途端にパッと離しよるねん。
この日、帰りではこの件が一番話題騒然になってたけど、まさか翌日にもっと凄いことになるとは……(後述)。


未熟Dreamer

まさかこの曲が入るとは第1弾。
前夜に発売直後だった1stのBDを観てたんだけど、これすごい難しい曲で、特にステージで生歌唱するのは大変なんだろうなぁって改めて思ってたんですよ。
いい曲だけど、安定しなさにハラハラ感が先に立って伝わってきづらかった。


一転して半年後のこの埼玉では…… 驚くほどに安定した歌唱とパフォーマンス、見違えました。
あの難しい、ボーカル殺しみたいな部分をそつなく歌い上げて。
結果、気付いたらちょっと涙が出てて。
本来の曲が持つポテンシャルが真の姿を得て、胸に刺さってきたんだなって。


ライブでの印象がイマイチだとヘビロテから外れてしまう方なのですが、この日以来急激にこの曲を聴くようになったぐらい。
良い曲に良い思い出が上書き上乗せされて、自分の中で昇華されました。
こういう処からもこの短い間での成長とか頑張りが感じられて…… 追って応援してて良かった!


Daydream Warrior

前にも散々書いたけど、やっぱり大好き、BD特典曲で一番好き。
ヨハネセンター」って印象もしっかり根付いて、白く光るラブライブレードで会場が埋まる光景もグッと来る。

そして何より、2日目では難しい部分(サビ前とか)もみんな完璧に歌い上げて、最後の最後に完璧に完成したナンバーを観られて本当に嬉しかった。
全力でクラブ乗りしてハンドクラップしまくってエモエモしましたよう。


ユニット曲

まさかMC無しで1曲づつ3連発でやるなんて!!
2日目はまだA面曲だからいいけど、1日目は店舗特典曲をMC無しで立て続けにやって即ドラマ休憩ですよ!?
規模や関東ってのもあって、この日が初鑑賞って人も少なくないだろうに、ホント攻め攻めのセトリなのだわ(だいすき)。
実際、「あの曲なーに?」的なやつを散見したので、これを期にみんな特定店舗でアニメBDマラソンしようね。
にしてもGuilty eyes feverは最高だ…… 間奏ダンスを無限に観ていたい(これもLDH的ダンスよね)。


MIRAI TICKET

色々な演出やバックボーンとかの付加価値がある楽曲って、演出パワーあるけどその分重過ぎちゃってセトリに入れるのが難しい面もあるのよね(ソシャゲの編成コストみたいなもんだ)。
でもそういう曲をあえてさらっと演るようにしてそういった「呪縛を解毒する」というのもまたセトリの妙だと思ってるので、今回のこれは本当に良かった。
1stを現地で観られなかった身としては開幕演劇を一度は目にしたいなーって思いはすれど、あれはあの時一回限りの必殺技だとも思うので、これからは「普通に編成出来る後半向けの定番曲」として生まれ変わったのだ。


Landing action Yeah!!

まさかの2日目限定、しかもAqoursとしての最新リリース曲!
ぶっちゃけ、開演前で何度流れてもファンミまでお披露目ないと思ってたよ……。
そしてそこから続く、閉幕までの最終日限定演出のラッシュ! もうずっと泣いてたよね……。
ドームの天井に映されたメッセージでまたウルっと来たしね…… 規制退場の中でトイレ我慢しながらだったけど。


名古屋からずっと攻め続けてきた今回のツアーの最後の締めとして、相応しい最後まで攻め切ったセットリストでした。
次はきっとアニメ二期ベースの展開になるとは思うんだけど、その中でもまた予想外な仕掛けとかで僕らを攻めてくるんじゃないか…… そんな期待を持ちつつ、HAPPY PARTY TRAINで帰る彼女らを見送り、〆ッ。

 


演者編

の前に、2日目に起きた衝撃的なやつについて。
デュオ・トリオ終わりでまたずっと手を恋人繋ぎしてた伊波諏訪だけど、この日は離さないままずっっっと繋ぎっぱなしだったんですよね。
それが気になり過ぎて回りのMCが一切頭に入ってこない。
水飲みに行くためにようやく離した…… と思ったら、戻ってきてまた繋ぎなおしてる!!!!!
無理、もう無理! あの二人しか目に入らない、他のMC聴こえない!!!!!!!!
(なお、その状況と手を断ち切った、斉藤さんにくっついたカメムシは裏MVP)


で、後から気付くんですよね、この手繋ぎの理由。
季節の変わり目で急に寒くなってきた頃合いもあって、メンバー全体的にコンディション不調が初日から伺えてたんですよ。
珍しくダメになっちゃってた伊波さん(出だしからボロボロ気味で、中盤で持ち直したけどあれ、強制投薬でしょ……)に対して比較的大丈夫そうだった諏訪さん。


このツアーの出だしでメインを務めるプレッシャーで名古屋神戸と緊張不調でボロボロだった諏訪さんが、今まで支えてくれてた伊波さんに最終日では逆に支え返すというこの構図。
その結果が、あの手を繋いでる様なことに後から気付いて…… 尊い(語彙)、あーここすき(ジャガーマンシリーズ)。


逢田梨香子 as 桜内梨子

今回気付いた、この方が持つ剛速球デンジャーっぷり(特にMC)。
同時に、公演ごとにどっかしらトチりがありつつ、どんどん肝っ玉も強くなっていく様。
9人の中で一番未知数かもしらん……。


諏訪ななか as 松浦果南

前述の通り、名古屋公演でのボロボロっぷりからの一転、支える側にもなれる成長っぷり。
この2ヶ月は文字通り彼女が主役だったのかもしれない。
そして特に印象的だったのが、がんばって笑顔でいるようになったなーって。
顔のつくり的に表情を出すのが(特に目元)難しいタイプだと思うんだけど、それでもキラキラの笑顔をふりまく様に胸が打たれました。
改めて、万人を魅了する方だなー。


小宮有紗 as 黒澤ダイヤ

いつものごとく殿から支える役回りだったけど、デュオなんかもあったり少しづつアピール出来るチャンスも増えて来て、その圧倒的なビジュアルパワーが発揮されるまであとちょっと、かな!?
諏訪さんが「見て、この筋肉」って細い腕をアピールする隣で、ガチのしなやかでしっかりとした腕の筋肉を見せてくれる小宮さんがとても好き。


斉藤朱夏 as 渡辺曜

最近気づいた、眉毛のハの字具合でテンション&コンディションが測れることに(本当か!?)。
相も変わらずのパワフルさなんだけど、暴走っぷりはなりを潜めて、ちょうどよい具合にぶつけられる器用さを身に付けたのかなって(蓄積疲労説もアリ)。
開始MCでの「今日もいっぱい汗かくぞー!」はね、Aqoursの夏属性を担う大事なピースだからずっとずっと言い放ち続けて欲しいな!


小林愛香 as 津島 善子

実は「低音カッコいい系Vo」が現状小林さん一人しかいなくて、歌唱面での最重要人物。
特にギルキスでの衣装たたずまいは何度みてもゾクゾクして思わずリトルデーモンに宗派替えが起こりそうになる。
一方、今回はデュオ曲でハイトーンかわいい系の歌も聴けて、とにかくダイナミックレンジが広いなー。
あの細い細い身体からパワフルな歌とダンスが繰り出される様を観て、好きならない人はいないでしょ!?


高槻かなこ as 国木田花丸

なんか、めっちゃ成長してませんでした(物理的に)。
そう思うのは、あの場にて自信をつけて背筋がピンッと伸びてたたずまいにオーラが出てきたからなんだろうなー。
何の曲か失念しちゃったけど、とにかく「伸びが奇麗」でハッとしたボーカル箇所があったのだけど、地力もポテンシャルもグングン伸びてる、Aqoursの柱ですな(物理的にも)。


鈴木愛奈 as 小原鞠莉

とにかく歌い出しのエラーが多くて鈴木さんも結構不調だったと思うんだけど、なのに途中からピタリと音を合わせてくる技巧派、流石。
MCのヘラヘラ顔とピンで抜かれた時のカメラに見開く目力のギャップ、大好き!
あと一番キャラクターの鎧を纏ったまま、揺るがず脱がないってとこもすごい。


降幡愛 as 黒澤ルビィ

ルビィはちっちゃくて弱いかもしれないけど、降幡さんは小さいけどむっちゃつよい!って前からずっと言ってきたよね!! それが今回報われた!!!!
ご本人がね、ああやってカッコ良さでもアプローチいきたい宣言してくれるのは凄く嬉しい。
キャラと演者が相互作用しながら展開していくコンテンツならではの、ルビィが逆に降幡さんの影響でカッコよくなっていく様、観たくない??


伊波杏樹 as 高海千歌

ラスト、長いよ。 推しだからね。
推しがセンターになるメリットってのを今回初めて気付いたんだけど、何にせよMCが一番長くて得られるものが多いんだなって。
いや、今までは比較的「2分でおさまる優等生MC」で奇麗にまとめてたと思うんだけど、今回はね。


前述の通り、1日目から不調気味で、2日目は出だしからわかるコンディション絶不調っぷり。
それで手繋ぎ事件なんかもあるわけだけど、支えてたのは諏訪さんだけではなく。
今まで「ステージ経験者」だし「何でも器用に出来」過ぎていたので、みんなに合わせながら下支えしてた役回りをしていたのが不調でそれがなくなった結果、メンバー全員がそれを補う形で「伊波さんの、Aqoursのピンチだ!乗り越えるぞ!」みたいな感じで奮起して、全体のパフォーマンスがあがり、結果として公演が完成した。
最終日が一番完成度高いステージだったと思うのだけど、こういう背景があったと想像します(あくまで俺の妄想だけどな)。


きっとね、それが伊波さんにとって最大の「びっくり」だったんじゃないかって。
そこで最後のガラにないネイキッドな叫びにも近いロングMC、その中にあった「次も、これからもみんなをびっくりさせるからね!!」ってメッセージ。
普通だともうちょっと違う言葉を使うと思うんですよ、「笑顔にするよ」「盛り上げるよ」とか。


今までは色々な舞台で若手をやってきたとこで、Aqoursではセンター&経験者として先導して支えて…… その責任感を強く持ち過ぎて優等生をやっていたとこに不調でメンタル低下したとこにメンバーの成長と頑張りで乗り越えた奇跡、驚き。
そこで受けた予想外って多分すごい心に響くはずで、きっと彼女の中ではあの日から「びっくり」が最上級の喜びの言葉になったのではないかと。
ラブライブ!サンシャイン!!は、Aqoursは「びっくり」がある、素敵なコンテンツだと。


薄々感づいてたけど今回の不調でハッキリと見えたのは、伊波さんは別に歌もダンスも出来るわけじゃないってこと。
この人、「センターを務める歌やダンスの優等生」っていう“人物の演技”をしてたんだ!
いる、いるの、俗に天才って称されるタイプの俳優さんが使う、中々理解されづらいスキルなのこれ。
自分に与えられた役割をしっかり果たすために、キャラの演技の外から、人間の根っこから演技しちゃうタイプ。
真面目過ぎる結果、一見器用なことをしてる不器用さ…… なんで私が伊波さんを好きになったか、よくよく理解できた。


それがね、今回の不調でその演技の鎧が剥がれてしまって、このスキル使う人ってその際の無力感とかメンタルダメージ本当に大きいんですよ。
裏ではかなりダメになってたんじゃないでしょうか。
それを全員が支えて(特に諏訪さん)、最後のネイキッド伊波杏樹によるMCの叫びに繋がると思うと…… 、そりゃぁ胸にぶっ刺さりますわ。


余談ですが、1stBDのメイキングでわちゃわちゃしてる気の抜けた伊波さんを見て初めて「あ、この人が千歌にキャスティングされた理由を理解」ってぐらいに千歌だった。
これを気に、少しづつ気負わない自然体を見せられるように、それでいてさらに素敵なパフォーマンスで伊波杏樹高海千歌が歩み寄って融合していくとイイなって思いました。

 

スクスタ。

何か語る必要ある!?
もうさ、叫びになってたよね、会場中が(だから聞き取れない箇所も多くて、即時に動画がアップされてて助かった。

 

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特に2日目は掛け合いが増えて、最後に全員の……
はぁぁぁぁああぁぁぁ、尊い!!!!!!!!!

 


おまけ

あのね、ホントにね、顔の作り……もそうだけど、それ以上に人相・表情つくり・声が伊波さんそっくりでね!?
注文の度に全員が照れながら必死に声かけるという有様。
しばらく通うわ……シフト判明する程度には(ストーカー予備軍)