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素敵なものが欲しいけど

すきなものを集めて並べてたまに語ります

【喉手術】声専門のお医者さんに行った話

喉手術記

そんなわけで、先週末はライブイベントに出演しておりました。
遊びに来てくれた方や、なんとなく気にかけてくれてた方、割と大真面目に感謝しております。
というのもですね、実はボーカルなのに結構な爆弾を抱えて出演しておりました。
今回のエントリから始まるシリーズはその爆弾のお話になります。


簡単に事実と目的、お伝えしたいことを以下に要約しておきます、長くなってしまうんで。
記事のなかに微グロ画像なんかもありますので(喉とはいえ、内臓ですもん)、閲覧には十分ご注意ください。

 


<要約>
・声枯れがひどいんで専門医に行きましたー
・複合要因でめっちゃ声が出てませんでしたー
・実は喉で腫瘍がすくすくと育ってましたー
・まさか内田彩さんとシンクロするとは……(重要)
・声帯手術でリハビリ開始まで1年間!?
・少しでも違和感あったら早めの受診を!(超重要)

 

 


事の起こり、「声専門」のクリニックへ
前も書きましたが、私は社会人バンド活動でボーカルをやってまして、趣味の中でもちょっと本格的に学ぼうと思ってボイトレにも通っております。
きちんとした発声などを学んでいるはずなのに、1年前ぐらいからどうもファルセット(裏声ね)が段々と出せなくなってきてました。
他にも特定の発声法がピンポイントでどうにも出来なかったり(特にゆっくり声を絞っていくなど)。
人より声量や肺活量はあるようなので、逆にそれを絞ってブレずに使う、みたいなトレーニングを中心にやってるんですけども、この点が非常に違和感で。
この時点で一度ボイトレの先生から「歌唱専門の耳鼻咽喉科があるから、不安なら行ってみるといいですよ」とアドバイスは受けてたのですが、仕事が忙しくなってきてたのもあるので、先送りにしてたんですね。


年末ぐらいから発声法に限らず全体的に声枯れが酷くなってきて、バンド練習や乾燥の影響か?と思ってたら、年明けた辺りで本当に声が出なくなり、日常生活・社会生活に支障が出るようになってきました。
仕事柄、プレゼンとか講習とかやるのですけど、それでなくてもちょっと電話に出るだけでも声が出なくて困る場面が多々発生。


そんなわけでネットで調べ、会社から比較的近いとこにある声を専門にしている耳鼻咽喉科の「専用のコース」を予約しました。
初診&精密検査に時間がかかるので予約しか受け付けていない&スタートが早いので会社を早退しましたね。

 


精密検査ってたのしー
流石専門とするだけあって、待合室からしてなんとも言えなさがありましたね。
仕事帰りの普通に耳鼻咽喉科として来てるサラリーマンと、明らかに「そっち系」という感じの方と、二種類の人種が……(あれきっと声優さんだった!)。


問診票も今まで見た事の無いような項目があって、
 「自分の喋りを相手が聞きにくそうにしているか」
 「歌が歌えなくなることで人生での大きい喪失感になるか」
など、些細なところからプロ用と思われる内容まで。


そして精密検査ですが、まず発声ということで専用の録音機材で詳細な声の分析から。
鍵盤に合わせて声をだしていったり、まさかの朗読まで!


出た結果が以下でした。
 ・音域、発声持続時間が一般男性の半分
 ・発声時に吐く息の3割は音にならずロスしている
 ・声の安定度は通常ギリギリのブレ


えええええ!?!?!?
私、そこそこキーは高いと思ってるしそれなりに面倒な曲なんかも歌ってるんですけどぉぉぉおおお~~~!!?????


流石にこれはかなりの異常値、ということで物理的な精密検査に移ります。

 


ぶっといアレが穴の奥まで……

声帯 - Wikipedia


詳細はこういうのを読んでいただいて、つまり声帯の振動で声が出てるから、それをストロボ&スピードカメラで動画撮影しちゃうぞ☆という文明の利器です。
いわゆる内視鏡みたいな細いやつじゃなくて、直径で1cmはあろうかという(印象)いかつい金属棒です。
え?そんなん喉につっこんじゃだめでしょ?????と思ってたら、思いっきり屈んだ状態で限界まで頭を上げて(つまり口から喉までまっすぐに)、舌を掴んで引っ張られた状態でカメラがイン!


ひぎぃぃぃらめえええええええええええ


しかもその状態で色々な高さの声を出すことを強要されて、私がドMだったらご褒美どこの騒ぎじゃないような経験をさせられましたね……。
その後、さらに鼻に色々な金属棒突っ込まれたりさらに追加で細い内視鏡なんかも使ったので、ホント穴という穴を責められました……。

 


内臓写真注意

というわけで、その苦労の成果が以下の画像になります。
正常な声帯の画像をどっかで出して、比較してみてください。

 

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こんな。

 

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ここ、盛りあがってるのがわかりますかね?

 

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それでこちらは高音を出すために声帯を閉じようとしている状態です。
閉じてませんね、これが音が出なくて空気になる、枯れた発声の正体です。
繊細な発声とかファルセットが出せないことにも納得ですね。


これは「声帯 嚢胞」という腫瘍の一種だそうで、ポリープ(血豆みたいなやつ)のが大分マシ、という膿溜まりだとか。
基本的に膨らみ続けてて自然治癒は偶然破裂しかなく、それは生涯で2%の確率、まぁ基本的に手術しかない、と。
はい、この時点で手術決定です。
まじかよ。

 


なんでそんなひどくなったの???

こっちは内視鏡での発見で(写真もらいそびれ)、上咽頭(のどちんこの裏側あたり)にこれまた腫瘍があり、これ由来の腫れが咽全体の水分などを奪い続けていた、と。

 

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そのせいで分かりやすく言うと「オイルが無い状態でエンジンを動かし続ける状態」が声帯にずっと発生していて、その結果この嚢胞の成長に至ったそうです。

 

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本来ならとっくに声が出づらくなっていたはずが、私の声量由来の「声を張るクセ」で無理矢理動かし続けられてしまい、声が出せてしまっていたせいで発見が遅れ、ここまでになっていた、と。
筋肉の凄い投手がそのパワーで肩を壊しちゃうやつだ! 知ってる!!


こちらもわりと長い事育ててしまっていたそうで、思い返せば確かに自覚はあったんですよ、人より「声の持ち」が悪いなって、早々に声がヘタっちゃうなって。
全部この腫瘍由来の水分欠落による声帯への悪影響、そうです。

 


ラブライバー

私、ラブライブ!好きなんですよ。
特に南ことりちゃんが大好きで、もちろんその声を担当している内田彩さんも好きです。


で、この喉の件が発覚した直後でしたね……

 

種類は違えど、まさか内田の彩さんも声帯手術してただなんて!
いくら俺がことりが好きだからって、そんなとこまで!!!!!!

 


手術とその後のスケジュール

長くなり過ぎたんでこの項目はまた別途詳細を書こうと思いますが、「手術まで」から「手術のあと」までギチギチにスケジュールが提示されました。
しかも流石は声専門、歌う活動してると伝えたのもあり、術後の歌唱再開も期間や回数制限まで明確に指示をいただきました。


まず、手術したら1~2週は完全に禁発声期間。
そこから検査を毎週行い、早い人で1ヶ月、大体3ヶ月くらいの発声制限期間。
その後、許可が出次第、1週間に5分だけの弱い歌唱。
様子を見ながら段階的に解禁。


こんな感じで少しづつ歩みを進めて、ちゃんとしたリハビリが出来るようになるのはおよそ9か月~1年後からになるとの事。

 


そんなわけで

不定期だけどしばらくこの喉の一件をレポとしてブログにまとめていこうと思います。
周りに音楽関係の人だったり、歌が趣味な友人が多いので、何かの参考になればと。
何より、こうしてアウトプットしていくことで自分の心の平静をコントロールしよう、みたいなのがあります。


というわけで、皆さんは声に限らず、身体に違和感があったらまずお医者さんに行った方がいいですよ!!