素敵なものが欲しいけど

すきなものを集めて並べてたまに語ります

俺とμ's

紅白出場を目前にして高まってきたので、なんでそんなにラブライブ!に、μ'sにハマったのか、頂点と終焉が見えてきた今だから少しは明文化して残しておきたくて珍しく文字エントリなんかを起こしてみました。

 


ハマった経緯とかタイミングはすっとばして、何がどう好きでどういう事を感じてるか、みたいな自問自答に終始するんですけど、まず私「ステージの上でμ'sを演じている時の9人」が好きなんですよ。
なのでそれぞれの個人活動にはあまり興味がないし、アニメやCDなどの展開は全てライブの為の準備物として受け取ってる節があります。
演じているというか、憑依というか、「それぞれがμ'sになっている状態」がとても好きなんです。


専業のダンサーでもアイドルでもなく、そもそも昨日まで素人さんだったみたいなメンバーだっているってのに、頑張ってるって言葉が陳腐になるぐらいの高度なモノを要求され、それになんとか喰らいついて来る様はやはり目が離せないし胸に刺さった。
そして最初は「至らないまでも頑張ってるなー」だったのがどんどんお披露目の回数を重ねるごとに「なにこれ!!??」ってぐらいのクオリティに進歩していき、今や日本中を席巻した2015年の代表パフォーマーの一角にまで到達したんじゃないでしょうか。


幸せなことに、最初期からではないものの(当時は遅い側だと思ってたけど今からすると)、色々な兼ね合いも含めて割と早い段階から見守らせていただいて応援してきたわけですが、その進んで広がっていく様に私の方が応援してもらってるというか、μ'sの存在が日々を生きる為の原動力になってた有様で。


人生、世間って基本的に努力は報われないし想いは届かないものなんですよ。
それでも、けれども、何かの拍子に降って湧いてチャンスがやって来る時が稀にあって、その際に努力が不足していたり想いが足りなかったりすると当然それは掴めなくて。
そのいつ来るかわからない、来ないことの方が多い機会の為に日々どれだけ頑張れるか、みたいな話なんですね。


ラブライブ!は、μ'sの彼女らは舞い込んだ千載一遇の機会に対してまさにそのチャンスを掴むに足る以上の努力と無茶で応え、それが次のチャンスを生んでより無茶をしてさらに大きなモノを得る、という奇跡と努力の繰り返しでトップまで辿り着いて「しまった」んじゃないかな、と。
その様は回を重ねるごとにエスカレートしていくライブパフォーマンスを見れば一目瞭然で、コレオグラファーは彼女らを何だと思ってるんだ!と勝手に憤慨したこともあったぐらい。


「みんな」の想いや願い、応援があってこそ到達した場所だとアンサーソングを届けてくれ、また事あるごとに彼女らはメッセージにし続けてくれているのもとても印象的で。
当然ファンのひとりひとりがそれぞれ出来ること影響したことなんてとても小さいものなんだけど、それが次々と色々な人を巻き込んでつもりにつもって雪だるまどころの騒ぎじゃないくらい大きくなった時、メディアや広告代理店の思惑を超えて奴らが無視できない(むしろすり寄ってきた)事になるという10年単位でも稀な出来事が起きるんだなと。
それはまさに歌詞にある通りの、奇跡と言って差し支えないのでは。


同時に、私たちが彼女らにかけてしまった呪い、負荷も同じくらいに重大なもので、こんな事態にまでなってしまった事について勝手に責任も感じてしまっているくらい。
ここまでの規模になるくらいの応援がなければ新田さんの喉はもっと楽だったかもしれないし、南條さんが歩行困難な事態になることもなかったんじゃないかと、ライブでの彼女らの素肌が見えないくらいに足に巻きついたテーピングを目にする度に心が痛む。
けれど、想像を超えた見たことない景色を最後まで一緒に見せてくれるんじゃないかと、どうしても過剰に期待してしまう。


これ、自分が得られなかったもの、失ってしまったものを勝手に負わせて一喜一憂する、典型的なダメなおっさんですね。
でもそんな想いすら昇華して夢のような時間を、悪魔に魂と身体を売ったんじゃないかという凄まじいパフォーマンスで与えてくれるμ'sの9人を、最後まで見届けたいなって思います。


まずは明日の紅白、そして春の東京ドーム、僕らのファイナルライブまであと4か月。
ただただ、楽しみです!としか言いようがない。


さて問題はチケットが取れるかどうか……(劇場版BDは基本の3枚買いしかしてない)。